ストラディヴァリ・サミット [music]
ストラディヴァリウス・サミット・コンサート2005に行ってきました。
ヴァイオリンに詳しくない私でも、ストラディヴァリとアマティぐらいは知ってます。
アントニオ・ストラディヴァリという人は、現代バイオリンの標準型を設定した人なんですね。
音楽雑誌や新聞でもとりあげられてたみたいで、あっという間にチケット完売したみたい。
6月のプレオーダーでとってもらってよかった。
会場は、音響がきれいなサントリーホールです。
バイオリン7、ビオラ2、チェロ2、コントラバス1編成のうち、
コンバス以外総てストラディヴァリという、とってもお金がかかってそうなコンサートです。
1曲目は、ステージでなく、客席でスタート。
あのストラディヴァリにさわれちゃうほどの近さです。
残念ながら、私の席は遠く離れてましたが、最前左右ブロック端席の方達は、
「ワタシのために弾いてくれてるのね(≧▽≦)ノ」ってきっと思ったはず。
サービス精神いっぱいではじまったコンサートでしたが、
この時はまだ、さらに上行く、スペシャルサービスをたらふく堪能することになるなんて、
思いもしませんでした(∋_∈)
正直、ストラディヴァリの知識なんて、いい楽器らしいから、いい音なんだろうね、ぐらいのレベル。
だから実際聴いてみて、びっくり。
アンサンブルなハズなのに、
全体でひとつの楽器みたいに、音が均一に滑らかに広がるんです(2曲目のベンダ)。
かと思うと、ソロパートでは、同じバイオリンでも、
演奏者で、それぞれ微妙に違う音色がクリアに伝わります(3曲目のバッハ)。
ストラディヴァリだからなのか、演奏者の技なのか。
アンコールがまたすごかった。
バイオリンとビオラが歌ってるな、と感じさせる曲だったので(3,4曲目のバッハとチャイコ)、
プログラム終了後、チェロとコンバスも聴きたいよ!、なんて思って拍手してたら、
アンコールでは、しっかりチェロとコンバスのソロ曲をセレクト。
しかも、このツアーは、会場ごとに、プログラムが決まっていて、
サントリーホールは、Bプロだったんですが、
結局、アンコールで、Aプロの目玉曲まで聴けちゃいました(モーツァルトとグリーグ)。
観客の気持ちをすっかりお見通し。
1曲演奏するごとに、バイオリン奏者の一人が、つかつかでてきて、
ペラペラな日本語でご挨拶する姿もステキでした。
終わったときは、満足感でいっぱい。
友人と余韻にひたりながら、秋風の気持ちよい夜道を、ちょぴっと遠回りしながら帰りました。
<アンコール曲>
アンダンテ・カンタービレ (チェロ独奏):チャイコフスキー
ディベルティメント K.136:モーツァルト
プレリュード op.28-4 (コントラバス独奏):ショパン
「ホルベルグ組曲」より第一楽章:グリーグ
いいなー、ヴァイオリンコンサート!
名器の音を堪能されましたね!
芸術の秋ですなあ。
by wani (2005-10-15 11:17)
弘法筆を選ばずと言いますが、やっぱり楽器は質のいいものに限ります。
悪い楽器を弾いていると、耳が悪くなる気がします…
by momoe (2005-10-16 10:19)
>waniさん
忙しいのでキャンセルしようかと思ったんですが、
頑張って行ってよかったです。
いい音楽聴くと、癒されますね。
by タッジーマッジー (2005-10-16 13:28)
>momoeさん
確かにそうですね。
家ではクラビ、レッスンではグランドピアノを弾いてるんですが、
違いがわかってそれはそれでおもしろいです。
先生と私でも、タッチが全然違うし。
あー、今度はピアノの演奏会に行きたくなってきちゃいました。
by タッジーマッジー (2005-10-16 13:32)
ルビィはストラディヴァリウスの音を生で聴いたことがありません。
うらやましいです!
いい音を聴くと、なんだか自分も同じようにその楽器を弾けるような
錯覚に陥りませんか?
もちろんただの錯覚なんですが…(^^;)
by ルビィ (2005-10-18 01:09)
>ルビィさん
なります!なります!
コンサートの時なんか、気分はすっかり演奏者です(笑)
by タッジーマッジー (2005-10-19 00:01)
>ぱんだとんだ?さん
nice!ありがとうございます。
by タッジーマッジー (2005-10-19 23:38)