空を見上げて [music]
関東では、どんよりした天気が続いています。
今朝も、小雨。でも、やわらかい小糠雨とは違って、パチパチちくちく刺さる嫌な雨。
重い空気のせいか、心配ごとのせいか、体調もいまいち。
こんな時って、普段なら無視できることも妙に気になります。
やっとすわれた電車の座席。目の前はベタベタの高校生カップル。
ぴったりくっついてるのに、女の子を膝のせしてるもんだから、3人分くらいのスペースとってます。
顔をくっつけたり、離したり。なにやってんでしょーかね。
普段だったら、(オイオイ・・・)って思って、視界から放り出すのですが、
こっちの状態も悪いものだから(←カップルには関係ないけど)、
だんだん気になってきて、腹がたってきて、かといって文句言う勇気も気力もないから、
ひたすら、シューベルトのピアノ・ソナタを聴いていました。
もともと好きな曲ではあったんだけど、「のだめカンタービレ」では、
「のだめ」ちゃんが「コンクル」で弾いて「オクレール」せんせをノックアウトしてました。
目を閉じて聴いてると、晩秋の光景が浮かびます。
木枯らしがズンズン吹いて、冬を告げる稲妻もきてるのに、
森の生き物や村の人々の、ちょっと楽しそうですらあるソワソワ感。
ときおりみえる晴れた空はこの写真みたいにきれいな青で。
正しい解釈はともかく、そんなことを考えながらココロの嵐が過ぎ去るのを待ちました。
早くからっとした天気になるといいな。
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