SSブログ

語りかける風景 [my favorites]

何年ぶりになるかなぁ。久しぶりに絵を見に行ってきました。
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「語りかける風景」です。
フランス・アルザス地方にある、ストラスブール美術館所蔵品。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/10_strasbourg/index.html

展示品の中では、コローとシスレーがわりと好きなのと、
ちょっと雰囲気のよいギュスターヴ・ブリオンの「女性とバラの木」を見たくて、
お友達と行ってきました。

絵としてもって帰りたくなったのはこの2枚。

100612_1952~01.jpg

上:アンリ・マルタン 「古い家並み」
下:アルフレッド・シスレー 「家のある風景」

どちらも販売用に色を変えた加工をしてるので、実物とはかなり違うのですが、
マルタンの方は、鴇色のようなオレンジが暖かく美しく、
シスレーの方は、とても鮮やかなグリーンとわくわくする構図でした。

絵葉書では売ってなかったのだけど、楽しかったのは、コローの2枚。
バルビゾン派で大家の名声をもつ彼ですけど、
結構、オチャメなことしてることを発見。

風景画なのに、言われなきゃわかんないようなへなちょこな猫を描いて、
たったそれだけで臨場感をもたせた!と言わしめたり、
赤いシミ?って思えるような点が実は女性の帽子で、
コローの好みの装飾品だったり。
(私の表現がヘンですけど、コローをリスペクトしてるのに変わりありませんヨ)

お気に入りの絵を探すのも楽しいのですけど、
画家さんのニンゲンくさいところを見つけて、
昔のヒトだけど新しい知り合いができた感じになるのも楽しみの一つです。

今度は日本画を見に行きたいな。
nice!(19)  コメント(8)  トラックバック(0) 

nice! 19

コメント 8

ゆうこ

素敵な風景画ですね♪
でも、こうして感想を言えるタッジーマッジーさんがかっこいい☆と思ってしまいました(^_^;)
by ゆうこ (2010-06-13 09:25) 

タッジーマッジー

>ゆうこさん
たぶん普通の見方してないので、
専門のヒトがこの記事みたら怒られると思います^_^;
by タッジーマッジー (2010-06-13 18:43) 

すがめ

風景画って親しみやすいのですが、面白味に欠けてしまうものがありますからね。
私は昔は絵に含まれる意味を読み解くっていう図象学に結構はまりましたけど、独自に人間味を感じ取れるタッジーマッジーさまは素敵ですね^^
by すがめ (2010-06-13 22:39) 

タッジーマッジー

>すがめさん
そうなんですよ。
とっかかりとして風景画はオススメなんですけど、
そればっかだとそのうち飽きちゃうんですよね^_^;
なので、クレーとかカンディンスキーが好きだったりします。
図像学楽しいですよね。ミステリや謎解きしてる感じ。
ダ・ヴィンチ・コードにもそんなのがあったような。
ワタシのはちょっと粗探しに近いかもです^_^;
by タッジーマッジー (2010-06-13 22:55) 

ねこ大臣

パッと見ただけなのに、心魅かれることがある風景。持ち帰りたくなる気持ちの絵に、出逢えるっていいですね!
by ねこ大臣 (2010-06-14 10:09) 

タッジーマッジー

>ねこ大臣さん
全然心にひっかからないこともありますしね。
今回は好きな絵にあえてよかったです。
by タッジーマッジー (2010-06-14 12:44) 

兎猫

↑粗さがしww
それもまた楽しみ方の1つでしょう♪
絶賛されている展覧会でつまらなく帰ることもあるし、
ふと通りすがりのギャラリーで釘づけになることもあるし、
自分の気分でも違って見えるし、
横にいる人が同じに感じて見ているとも限らない・・・
だから、面白いんですよね♪
by 兎猫 (2010-06-14 23:52) 

タッジーマッジー

>兎猫さん
そうなんですよね。
こっそりおしゃべりを聞いてしまったりもします。
今回は50-60代のご夫婦のコメントが楽しくて。
「わー!キラキラしてるよ!」(油絵がライトで光ってる?)とか、
ストレートな感想をふむふむニコニコ聞いてました。

by タッジーマッジー (2010-06-15 08:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

お帰りのスリスリベスト・プレイス ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。